しかし、白ワインは数多くの産地が生産しており、どの国のどの産地の白ワインが美味しいのか?というのは、案外分からない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、白ワインが美味しい代表的な産地をいくつか紹介します。
ぜひ、ワイン通販で白ワインを購入する際の参考にしてみてください。
白ワインが美味しい産地
一体、どんな場所があるのでしょうか。
ブルゴーニュ
世界最高峰の白ワイン産地はどこか、と言われれば間違いなくブルゴーニュがあげられるでしよう。
ブルゴーニュは、フランスの東部に位置する産地であり、クレマンなどのスパークリングワインやアリゴテを使用した白ワインも作られているなど、白ワインでとても有名です。
ブルゴーニュから独立しているように感じますが、同地方に入っている有名な産地がシャブリです。
キンメリジャンと呼ばれる白亜紀土壌が特徴の地域であり、シャルドネ栽培の理想的な地として知られています。
味わいはミネリティーで軽い樽香などもあるのが特徴。
火打石を思わせる香りや独特な風味、それでいて酸がとても豊かなので、魚介類にはぴったりな白ワインとなります。
また、もう少し南側にいくとあるのが、コート・ドールという場所。
こちらでもシャルドネが栽培されていますが、今度は世界最高と言われるモンラッシェやムルソー、コルトンシャルルマーニュなどがあらわれます。
シャブリ同様に、ミネラリティを感じさせるいきいきした風味でありながら、樽をしっかりと入れたスタイルなので、クリーミーさとまろやかさも感じさるのが特徴です。
しかし、重た過ぎずすっきりとした酸も生きており、シャルドネの理想郷といっても過言ではない逸品を作り上げます。
ヴェネト
画像引用元:https://tabicoffret.com/article/72990/index.html
イタリアというと赤ワインというイメージを持っている方もいるでしょう。
しかし、イタリアは素晴らしい白ワインを生産する産地であり、中でも水の都ヴェネチアを有するヴェネト州は、世界的に見ても有名な白ワイン産地とされています。
赤ワインでは、バルドリーノやヴァルポリチェッラなどが有名ですが、白ワインはソアヴェです。
ガルガネガという白ブドウ品種を使用するこの白ワインは、繊細で香りは華やか、飲み口が軽く酸も強過ぎずとても優しい味わいが楽しめます。
熟成させたものは、ややはちみつやコンポートを思わせる風味もあり、濃いめのクリームソースとの相性がすこぶる良いところが魅力です。
デイリーワインの象徴と言いながら、近年では高品質で頼もしいソアヴェも見受けられるので、ぜひ注目してみてください。
モーゼル
美味しい白ワインを知るのであれば、ドイツを無視するわけにはいきません。
ドイツは、ワインの生産地としては北限に位置しており、冷涼なことで知られています。
有機酸がしっかりと残ってしまうことから、甘さを残した甘口ワインが多く作られている傾向がありますが、近年は辛口の超高品質な白ワイン産地としても名を馳せています。
特に、そんなドイツで素晴らしい白ワインが作られているのがモーゼル地方です。
モーゼルは、非常に古くからブドウ栽培とワイン醸造が行われており、リースリングの名産地としても知られています。
ヨーロッパの中では、厳しい勾配を持っている場所であり、驚くべき環境でブドウが栽培、収穫されています。
味わいは、酸がしっかりとしたリンゴを思わせる香りを放つ、すっきりとしたリースリングにお目にかかることができるでしょう。
フランケン
画像引用元:http://tabi.com/destination/europe/germany/1310-wine-2/
ボックスボイテルという、不思議な形をしたワインボトルで有名なドイツの白ワイン生産地、フランケン。
シルヴァーナーと呼ばれる白ブドウの栽培地として知られており、凝縮感のある華やかなアロマを感じるワイン作りが特徴的です。
赤ワインも少量作られていますが、その飲みやすい白ワインが世界的に有名であり、一度は試したい産地として知られています。
山梨
近年、日本ワインにも注目が集まっていますが、山梨県が日本のワイン一大産地と言っても過言ではありません。
山梨県では、勝沼を中心に塩山、甲府、笛吹、八ヶ岳、明野などでブドウ栽培が行われており、白ブドウ品種の甲州を主要品種としています。
香りが穏やかながら、グレープフルーツのような香りを出したり、樽熟成させたり、さまざまなスタイルの白ワインが作られています。
日本人であれば、甲州ワインを必ず一度は飲んでおくことをおすすめします。